カラスの畜舎への侵入を減らしたい!
畜産におけるカラス被害と科学的根拠に基づいた対策
畜産現場におけるカラス被害と原因
畜産現場では、カラスの飛来により様々な被害が発生しています。まず、カラスは家畜の餌を狙い、畜舎に飛来します。農家さんから聞いた話では、1割程度はカラスに食べられてしまっている牧場もあるそうです。また、家畜がカラスに突かれます。ウシの乳房が突かれ、大量に出血するような場合もあります。生まれたばかりの仔牛の目玉を突かれたという衝撃的な被害もあるそうです。そして最も深刻なのは、カラスが伝染病を運んでしまうことです。鳥インフルエンザや豚熱、口蹄疫などの伝染病の発生は、家畜の全頭処分といった大規模な被害をもたらします。もちろんカラス以外の動物や人が伝染病を運んでいる可能性もありますが、カラスの足裏から伝染病のウイルスが検出されるなど、カラスも疑われています。
さて、畜舎での被害が発生してしまう要因は、まさに食べ物です。家畜を短期間で成長させる飼料は、カラスにとっては大変栄養価が高い魅力的な食べ物です。そして、同じ場所にいけば、ほぼ食べ物が手に入ります。また、安全に食べ物を得ることができてしまいます。食べ物を得るための労力が少ないことも被害が発生しやすい要因と言えます。
畜舎でのカラス対策
畜舎におけるカラス対策も、果樹園などと同様にまずは物理的な侵入防止策が基本となります。畜舎の窓枠をネットなどで覆う、出入り口にはカーテン式のネットやチェーンカーテンを設置することで、カラスの侵入を効果的に抑えることができます。ただし、カラスは直径20cm程度の穴が開いていれば入り込めてしまうため、破損や隙間がないかを定期的に確認し、補修することが重要です。
侵入防止策以外に日々の衛生管理も重要です。カラスの食べ物になるものの除去です。家畜の飼料の片付けや糞の掃除をこまめに行うことが、カラス飛来の抑制につながります。また、カラスは弱った個体や柔らかい部位を執ように狙う傾向があるため、出産直後の子牛を守ることや後産をすぐに片づけるのはもちろん、傷を持つ家畜を日常的に気にかけることが大切です。他にも、カラスが飼料袋を突いて餌を得ようとすることがあるため、飼料保管場所への侵入を防ぐとともに、飼料をブルーシートで隠すなどの工夫が有効となります。
それから、対策を怠りがちなのが堆肥施設です。堆肥施設には家畜が居ないため、ついつい対策が後回しになってしまいますが、実は堆肥施設を起点に畜舎などへと飛来しているケースも多いようです。物理的な侵入防止策を設置するなどで堆肥施設をしっかり対策することが、農場全体の飛来数の軽減につながります。
畜産現場は、農作物のように収穫期にカラスの被害が集中するといった季節性があるわけではなく、一年を通して、衛生管理や日々の気配りなど、家畜を守るための継続的な対応と観察が求められます。
上記が基本的な対策となりますが、畜産現場はとても魅力的な餌場であることから、上記の対策を行ってもカラスの飛来を減らせないということもあるかと思います。また、畜舎の形状などから、物理的な対策の実施が難しい場合もあります。そこで、CrowLabの「だまくらカラス」の導入をご検討ください。CrowLabでは警戒時のカラスの鳴き声を使うことで、これまで養鶏場や堆肥施設等の畜産現場でのカラス被害を長期的に軽減した実績が多数あります。
だまくらカラスについてはこちらをご参照ください。
CrowLab代表の塚原の著書『カラスをだます』でも、カラスの生態を考慮したカラス対策を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
長期的に畜舎でのカラス被害を軽減するCrowLabのカラス対策
畜産現場でのカラス被害の軽減には「CrowLab音声ライセンス「だまくらカラス」」が適しております。
詳細は以下のサービス案内のページをご覧ください。

CrowLabでは、代表の塚原による長年のカラスの音声コミュニケーションに研究から、カラスの行動をコントロールする技術を開発しました。具体的には、カラスが警戒する際の様々なシチュエーションの鳴き声を現場の状況にあわせてスピーカーから再生することで、カラスの警戒心をあおり、別の場所への移動を促します。以下の通り、多数実績があります。
畜舎でのカラス対策の実績の一例
株式会社愛鶏園様での事例
愛鶏園様の成鶏農場4箇所において、「だまくらカラス」をご利用いただいております。鳥インフルエンザの感染リスクの高い10月から翌年4月まで、毎年ご利用いただき、カラスの飛来を長期的に軽減しております。それぞれの農場では、堆肥舎に装置を設置し、音声を再生しております。
2024年5月23日の農業新聞に愛鶏園様へのインタビュー記事が掲載されました。愛鶏園様のご担当者によると、「カラスは慣れた様子はなく、効果は持続している。カラスを見かける回数は7割ほど減った」とコメントいただきました。