カラスのつぶやき

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威風堂々。かぜをゆったり切る。目下、水平飛行中。

よーし。波に向かって一飛び。向かい風がつよいが、しなやかに風を操る。しなやかさは、大事さ荒波に向かうには。

よわったな。これを銜えていると、また悪者にされるんだけどな。でも、ベンチの傍だしかたづけなくては・・・・。

なんか、いいものおちてないかな。尾羽ですこしブレーキをかけながら地上を物色中。

おーい。そこどけ。おれは、もう、そこに止まる体制にはいっているぞ。

一人で、たべるつもりかな。いささかヘビ―な感じはするが。おり曲げ畳み込み銜える器用さはヘビー級だね(杉田のカラス研究支援者提供)。

ごみをあさるだけが、腹の足しではないよ。 浜にはこんな恵実もあるんだよ。浜ぐらしは、いいもんだ。

どんな動物も内臓が一番。腸にはさかなが食べた栄養分が詰まっている。他の動物も、そうだよ。だから腸から食べる

可愛そうに車に轢かれたんだ。僕らは飛べるから天国の 連れていけるよ。きみの体の一部を僕の体の一部にして 舞う。

それいけ! いまがクロウしどころ。レッツゴー。

みんな めいっぱい 翼を広げ かぜにのろう きもちがいいぜ。浜の風は解放感。

広く世を見渡せば、明日が見えてくる

おいらたちも、ブルーインパルスの劣らぬシンクロ飛行ができるさ

だまってついてきてくれるか。こんな大空に俺たちは生きている。ぜったい、素敵な未来があるさ。

なみかぜの受け方もいろいろあるよ。まずは、なみもかぜも自然のこと。生きていれば、人生のなみかぜも自然のこと。

わーい。わーい。かあ~かあ~うみかぜにのろうぜ。きもちいいよ。

せすじをのばし、気力をからだの末端まで、かよわしてごらん。きもちいいよ。でもむりはするな。

かぜを抱き込むってこうするんだ。さあ、出発だ。先に進むには、周囲の風を取り込むんだ。

ここが、海だったらエイに間違われそう。

空と海の境をもとめて果てしない旅の始まりだ。大きく翼を広げさあ出発だ。

ひょっとして僕たち目指す道が違うかも。あちらも、気になるな。

おい。少しは、話を聞いてよ。ちょっと待てよ。

あれはなんだろう。すこし気になるな。

こうやって背に陽をあびて、二人でゆったり飛べていると、これまでのcrowを忘れるよ。

やっほー。さあ~明日に向かってひととび!

用心してゴールを目指そう。目いっぱい風をたたいたり、広げたりではなく肩の力を抜こう。

おい。おまえ、どこいくの? そんな身をすくめて。勇気をもって、おれたちと向きを揃えたら。

青空に、くろのプリントもよう。それもプリントが自由に舞う。芸術家だね。ぼくたちは。

おもうほど簡単には、いいものが見つからない。高所より見れば、かならずみえるものではない。見る目が大事。

なんか。骨だけになった傘みたい。これも飛ぶ秘訣。この場合は、風を羽の間から抜く飛翔スタイル。海風は当たりが強いから。人生の風も目いっぱい体張らずかわせば。

命の循環。命は土にかえる前に、他の生命を生かす。無だはないのさ。

寂しいわけではないんだけど、思わず集まるんだよね。結局、いざという時は一人なんだけど。だから烏合の衆さ(杉田のカラス研究支援者提供)。

欲につられて、先が見えぬ迷走飛行になるかも。欲望は身を失う。

おい、ちょっとどっこい。その場所は、おれが止まるんだよ。どけどけ。

うーん。羽の隅々まで力がはいるかな。テスト・テスト・テスト。

あら。あなたも、だいぶ育児が上手になってきたね。みていて安心だわ。

ぼうやたちがみているけど、ちょっとイチャイチャ。

おまえに会いたくすっとんできたので急ブレーキ

いとおしのわが身に(*´ε`*)チュッチュではなくツンツン。

なんて、気持ちのいい空だ。人間はなにかもめ事を整理するさい白黒つけると言うらしいが、白と黒の美しさもあるよ。

さあ、出発だ。一蹴り、一羽ばたきの常道の離陸。事始めの一歩は大きく胸をはって。

心も安定、翼も安定、こんな時間は幸せだな。

ひとは、湯ぶねにつかるのが短いことをカラスの行水と言うらしいが、本当は何回もバチャバチャやすんだよ。