太陽光発電所でのカラスのイタズラを防ぎたい!

太陽光発電所でのカラスによるパネルの破壊や糞害の原因と科学的根拠に基づいた対策

太陽光発電所でのカラスによるパネルの破壊はなぜ起きるか?

太陽光発電所では、太陽光パネルにカラスが石を落とし、パネルを破壊するという被害が発生しています。また、太陽光パネルに糞を落とし、発電効率が落ちるという被害が発生しています。それらのカラス被害はなぜ発生するのでしょうか?

これらのカラスによる被害は、すべての太陽光発電所で発生している被害ではないことから、発生する発電所にはなんらかの特徴があるのかもしれません。これまでサービスを提供している場所の周辺環境をみると、近隣にごみ処理施設・畜産施設・堆肥場があるなどで、食べ物が豊富な場所など、カラスを誘引するような場所が近くにあることが多いです。餌場で食べ物を食べたカラスは、近くの太陽光発電所で食後に羽を休め、羽繕いをするなど、休息の場所になっているのかもしれません。また、太陽光発電所で太陽光パネルが並んでいる様子は、鳥からみると湖のように見えているのではという仮説もあります。カラスも水辺で水浴びをするなど、水辺を休息の場所とするため、最初は水辺と勘違いして飛来してきたということもあるのかもしれません。

カラスは日中に時間があると、羽繕いなどの身体のメンテナンスを行う他、風乗りをしたり、カラス同士で追いかけっこをしたりなど、なんらかの遊びと思われるような行動をよくします。その中で、上空から物を落とすこともします。カラスはクルミを落として自動車にひかせる有名な行動がありますが、そもそもカラスはクルミを落として割る行動をします。クルミ以外にも海沿いなどでは貝を落とすこともあります。何かをくわえて上空から落とすのは、食べる行動から派生したものかもしれません。直接食べる行動とは関係なくても、それ自体があまり意味のない遊びのような行動をすることがあります。石などを加え、太陽光パネルに落とした際に、パネルが大きくひび割れたのがカラスにとっては面白かったなどで、その後繰り返すようになったのかもしれません。また、カラスが多い場所であれば、それを見た別のカラスが真似をすることもあります。その結果、その地域で被害が頻発するようになったと考えられます。

それから、休息の場所になっている場合、自然と滞在時間は長くなります。そのため、太陽光パネルに糞を落とします。その結果、発電効率が落ちるそうです。

太陽光発電所でのカラス対策

太陽光発電所の場合、敷地が広大であることから、ネットで覆う・テグスを張るなどの物理的な対策は現実的ではありません。となると、なんらかの対策品を設置するなどにより、カラスの飛来を軽減する、石落とし等の行動を抑制する必要があります。

視覚的な対策として、光を反射する対策品・LEDやレーザーなどの光を発する対策品・黄色の対策品・天敵とされるタカなどの猛禽類を模した置物などがありますが、これらの対策品自体をカラスが嫌がることは考えにくいため、効果は一時的です。例えば、紫外線を反射することでカラスに忌避させることをうたった対策品もありますが、カラスは紫外線を認識できるものの、カラスが紫外線を嫌がるとする科学的根拠はありません。仮に紫外線を嫌がるのであれば、紫外線の反射率が高い雪面には近づかないはずですが、雪国では、雪の上で遊ぶカラスを見る機会も多いです。その他、LEDそのものや点滅などを忌避することはないですし、レーザー光については、レーザー光に当たりながら摂食する様子が確認されるなど,絶対的な忌避効果がないことが示された実験結果を農研機構が発表しています。 また、黄色を嫌いなわけではないです(詳しくはこちらのページをご参照ください)。どんなに精巧に作られた模型や剥製であっても、カラスを襲ってこなければカラスはそれらを脅威に感じることはありません。ちなみに実際にタカが居たとしても、数メートル離れた場所にカラスは平然と止まり、タカが襲ってきたときのみ離れる様子も見られます。生きたタカでさえもその程度なので、動かない置物であれば言わずもがなです。 ちなみに、どんな対策品も設置してすぐは一時的な効果があります。これはカラスが対策品を忌避しているわけではなく、見慣れない物にたいして用心して一時的に近づかなくなるためです。この一時的効果のことを「カカシ効果」(CrowLab代表の塚原の造語)と呼んでますが、詳しくはこちらのページをご参照ください。

嗅覚を刺激する対策品もありますが、カラスは嗅覚が鈍いという解剖学的な証拠もあります。カラスの嗅覚についてはこちらのページをご参照ください。そのため、嫌な匂いでカラスを追い払うという対策の効果は期待できないと思われます。

聴覚を刺激する対策品として、爆発音を発する爆音機・超音波を発する装置・タカなどの猛禽類の鳴き声を発する装置・カラスの悲鳴などの鳴き声を発する装置があります。爆発音は最初は驚いて逃げていきますがすぐに慣れます。超音波はカラスの可聴範囲から外れるため、我々同様に超音波を認識できないことから超音波を忌避することは考えにくいです。タカなど猛禽類の鳴き声は最初は忌避する反応をみせることもありますが、姿がないのにいつまでも鳴き声だけがするという状況を不自然と感じるのか、すぐに効果がなくなります。カラスからすると、実際にタカが襲ってきたところで対処すれば良いという考えもあるかもしれません。カラスの悲鳴などの鳴き声については、鳴き声を再生すると、最初は激しく警戒する様子が確認されます。しかし、悲鳴などの鳴き声は、カラスもそう頻繁に耳にする鳴き声ではありません。何度も頻繁に繰り返されるとカラスは不自然に感じるようで、すぐに慣れてしまうことがわかっています。

音声は広範囲を使った対策は、広範囲をカバーすることができるため、太陽光発電所には適した対策と言えますが、前述した対策はすぐに慣れてしまい、すぐに効果がなくなることがわかっています。慣れに対し、どのように対処するかが重要ですが、これまでの対策では一度慣れてしまった後の手段がありません。そこで、CrowLabの「だまくらカラス」の導入をご検討ください。だまくらカラスは、カラスの警戒時の鳴き声を再生し、カラスに警戒を促します。近くに警戒するカラスが居ると思わせることで、別の場所への移動を促す効果が期待できます。また、太陽光パネルに石を落とすといった行動はカラスがリラックスしているときに行う傾向があると思われますが、警戒させることでそのような行動が減ると期待できます。だまくらカラスは、カラスの発声のパターンにあわせカラスが自然と感じるように複数の鳴き声を組み合わせた鳴き声のパターンを再生します。また、現場の環境にあわせた鳴き声のパターンを使用します。さらには、カラスが不自然に感じないような再生方法の工夫をしています。そして、これまでの対策にはないことは、慣れを前提としている点です。だまくらカラスの音声は慣れにくいという特徴はあるものの、それでも同じ音声パターンを使用していると必ず慣れてしまいます。そこで、定期的に音声パターンを入れ替えることで、その都度慣れを解消し、長期的な効果を発揮しております。だまくらカラスについてはこちらをご参照ください。なお、太陽光発電所では電源が確保できない場合がありますが、その場合、太陽電池の外部電源装置のご提供も可能です。

CrowLab代表の塚原の著書『カラスをだます』でも、カラスの生態を考慮したカラス対策を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

長期的に太陽光発電所でのカラス被害を軽減するCrowLabのカラス対策

太陽光発電所でのカラス被害を軽減するには「CrowLab音声ライセンス「だまくらカラス」」が適しております。
詳細は以下のサービス案内のページをご覧ください。



CrowLabでは、代表の塚原による長年のカラスの音声コミュニケーションに研究から、カラスの行動をコントロールする技術を開発しました。具体的には、カラスが警戒する際の様々なシチュエーションの鳴き声を現場の状況にあわせてスピーカーから再生することで、カラスの警戒心をあおり、別の場所への移動を促します。

太陽光発電所でのカラス対策の実績の一例

関東地方の某太陽光発電所

多い月には50枚のパネルが割られる被害があった太陽光発電所です。導入前は150枚程度の被害がありましたが、最初装置1台を導入し、被害は1/3程度まで減少しました。敷地が広大だったため、敷地全体に音声が届きにくかったこともあり、装置の台数を3台に増やしました。その後、被害は1/10程度まで減少しております。2021年に導入いただき、現在まで長期的に被害を軽減しております。

近畿地方の某太陽光発電所

導入前は60枚程度の被害がありましたが、最初装置1台を導入し、被害は1/4程度まで減少しました。敷地が広大だったため、敷地全体に音声が届きにくかったこともあり、装置の台数を3台に増やしました。その半年後の現在では、被害は発生しておりません。2022年に導入いただき、現在まで長期的に被害を軽減しております。

お問い合わせはこちら

CrowLabCrowLab

株式会社CrowLab
〒321-8585
栃木県宇都宮市陽東7-1-2
宇都宮大学
産学イノベーション支援センター
2階 プロジェクト実験室Ⅲ-1
TEL&FAX:028-666-5569‬
問い合わせ多数につき、電話対応が難しく、メールのみの対応とさせていただいてます。
Email:contact@crowlab.co.jp
適格請求書発行事業者
登録番号:T9060001030098

メニュー
トップページ
会社概要
サービス・製品
研究開発
お知らせ
お問い合わせ

カラス対策
被害別の対策と実績
だまくらカラス
CrowController
パタパタロボ(仮)
コンサルティング・調査
講演

その他
カラスに関するコラム
カラスの写真や動画
Facebook
Twitter
サイトポリシー